曳き船、マイエルリンクからサラエヴォへ&海の沈黙

有楽町朝日ホール 11:15、16:35、19:10 約500名 オトコ6:オンナ4


またまた日記を溜め込んでしまいました、三連休のご参考までに最近観た順で記して行きます。


ジャン・グレミヨン監督『曳き船』、人妻ミシェル・モルガン(製作当時21歳)が、これでよろめかない奴はEDだろってくらい美しいです。


マックス・オフュルス監督『マイエルリンクからサラエヴォへ』、サラエボ事件を題材にしたもので悲劇なんでしょうが、何だか皇太子のお母ちゃんがキュート。マイヤーリンク事件の方は『うたかたの恋』としてアナトール・リトヴァクテレンス・ヤングが映画化しておりますよ。


ジャン=ピエール・メルヴィル監督『海の沈黙』、同監督の他作品やこの作品のスチールから男臭いものをイメージされるかもしれませんが、静謐で抑制の効いた秀作。個人的にはこの日観た中で一番でした。
ジャン=ピエール・メルヴィルって第二次世界大戦直後の1946年、29歳の時に自分のプロダクション立ち上げてるのね、エライやっちゃ。


ところでこの『海の沈黙』、本来12日に観るはずが寝過ごして当日券で鑑賞したもの。
中央区域か前方区域でしか有楽町朝日では観たことなかったのだが、後方区域だと両側の壁に画面が反射したのが眼に入ってくるんですね、映画観る環境じゃありません。
ロビーに置かれていたドイツ映画祭2008(10月31日〜11月3日)は新宿バルト9でやるそうで実に喜ばしい。この勢いでフィルメックスもバルト9でやってくれ。