パリ横断

有楽町朝日ホール 16:10 約730名 オトコ4:オンナ6


引き続き「フランス映画の秘宝」よりクロード・オータン=ララ監督『パリ横断』。
ヌーヴェル・ヴァーグから指弾を受けていたクロード・オータン=ララ作品を今回敢えて上映なのでチャレンジしてみました。
しかしですね、う〜ん、ドイツ軍占領下のフランスというシチュエーションでは『海の沈黙』と、主演のジャン・ギャバンという点では『曳き船』とどうしても比較してしまい、どうも旗色がよろしくない。
ただお客さんはほぼ満席と盛況でありました。


上映後、本日オープンのH&Mに寄ってみました。
入場制限をしていたので店内には入りませんでしたが、H&Mが入っているGINZAgCUBEビルって銀座ガスホールだったんですね(跡地に建設されたってこと)。


と言っても若い方には判らないかも知れませんが、500人くらい入るクラシックな造りのホールで映画の試写会も行われていました。
アル中の記憶ゆえ定かではありませんが、レッドカーペットが敷かれていてガス灯も装飾されていたような…。
大久保賢一さんが自主上映活動をされていた頃(1970年代?)、ガスホールで上映する時は気合を入れてスタッフ全員スーツ着用だったと語られていたことはちゃんと覚えています。


この後の『刑事物語』は監督のモーリス・ピアラにも、デビュー当時「フランスの薬師丸ひろ子」という触れ込みだったソフィー・マルソーにも食指が動かなかったのであっさりスルーしたのだが、何やら傑作だという評価があり、どうも賭けどころを間違えた気が…。