からっ風野郎

DVDで十数年ぶりに再鑑賞。
なんで私が増村保造映画祭をひとりで継続中かと言うと『映画監督 増村保造の世界』を入手したからだ。

99年にワイズ出版から5700円(税別)で刊行されたこの本、現在は絶版にて1万5千円とか2万円で取引されております。
それを一万円という良心的価格で出品された方がいらっしゃいまして、すかさず私が落札するとその方と思わぬ所で御縁があり、何とただでお譲り戴いたのです。


それから数ヶ月、増村作品を見進めたり見直したりしながら、500頁を越えるこの本をゆっくり読み続けています。
資源のない国で生きることの困難さを繰り返し述べており、所属会社(大映)が倒産した後、独立プロを興こし、TVの世界にも活動の場を見出したりする増村保造のこの本は今こそ読まれるべきだと思う。


お譲り戴いた方への感謝の念と共に、復刊祈願をここに記しておきます。