元禄忠臣蔵

DVDにて鑑賞。


溝口健二監督『元禄忠臣蔵』(前篇41年、後篇42年)、原寸大松の廊下を造ったりして戦時中にもかからわず破格の予算がかけられながら、討ち入りの場面がなく興行的に大失敗に終わった作品。
この作品については新曜社刊『映画監督 溝口健二』で四方田犬彦氏が詳述しているのが参考になると思うのだが、絶版本にてアマゾンでは定価の倍額からの値づけとなっている。もともと定価も安くないので、かなり躊躇する値段。こんな値段づけが映画に対する興味の拡がりと深まり(特に若い方の)を阻害していると思うんですけどねぇ。

映画監督溝口健二

映画監督溝口健二