松江哲明セレクションオールナイト

ポレポレ東中野 24:00 約130名(満席・補助席) オトコ6:オンナ4


まず1本目は田尻裕司監督『OLの愛汁 ラブジュース』(99年)。
DVDでは観ていたのだが、やはりフィルムは良いですね。音楽の違いについては事前に聞いていたのでサプライズはなかったものの、バッチリはまっていました。そして何より光が柔らかい!
柔らかいといえば主演の久保田あづみさん、迷い・戸惑いを内包しながら柔らかくていい感じなのですが、ネットで検索してみたら同年のサトウトシキ監督『新団地妻 不倫は蜜の味/今宵かぎりは…』しかヒットせずで、事情は全く知りませんが、もったいない。


お次は松江哲明監督『双子でDON』(05年)。
「セックス終了までの行程で、双子のAV女優が何回か入れ替わったとして、男優は気づくことができるのか?」ということなのだが、最終の双子入れ替わりが前戯段階なのはちょっと残念。松江監督なら停電とか目隠しプレイとか荒技使ってでも挿入段階に敢行するだろうと期待したのですが…。
AVの顔合わせ&打ち合わせを神社内で行うという大胆さが楽しく、双子がプレイを相手に見られることに恥じらいは感じず、相手が触られていると自分がそうされているようにすら感じると語るのが興味深い作品であった。


さてここでお詫びです。
わたくし、この日が残業、翌日は朝イチ早出、もはや無理の効かないお年頃ゆえ、ここで失礼させて戴きました。
多忙どころか最近は月の半分くらいしか働いてない状態なのに、こんな時に限って…。
松江監督最新作については劇場公開の際に駆けつけるとして、工藤義洋監督『家族ケチャップ』(92年)を観られなかったのが何とも残念&失礼いたしました。