ライブテープ

吉祥寺バウスシアター1 21:15 約150名 オトコ5:オンナ5 若い方多し


松江哲明監督『ライブテープ』。
1月1日に、ひとりのミュージシャンをワンカットで撮影したと聞くといかにもワンアイディア作品だと思われるかも知れない。
だがそれは度重なる喪失に対抗するためには、ひとつずつを積み重ねてゆく他はないという決意表明だった。
そのことは松江哲明氏のクレジットがこれまでの演出・構成から監督に代わったことにも示されていると思う。


そして同じクレジットに「安全担当」の方がいたということ、
そりゃ必要にして重要な役割だったのだろうし、そうとしか呼びようがないことも理解するが、何とも微笑ましい。
これから険しい道をゆくのでしょうが、決してユーモアも失われることはないなと確信しました。