映画の巨人 ジョン・フォード
NHK衛星第2 21:00
ピーター・ボグダノヴィッチ監督によるジョン・フォードについてのドキュメンタリー作品。
06年の作品だが、同年にインタビューを受けているのは、クリント・イーストウッド、スティーヴン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ、ウォルター・ヒル、ハリー・ケリーJr、
69年にインタビューされているのが、ジョン・ウェイン、ジェイムズ・スチュワート、ヘンリー・ホンダ、そしてジョン・フォード本人。
モーリン・オハラは92年のインタビュー、そして恋仲にあったとされるキャサリン・ヘップバーンはフォードの死の直前の73年、伝記を書くために訪れた孫が廻した録音テープにて、音声のみながら感動的な存在感を示している。
「映画監督になるにはどうしたらいいか」と訪ねて行ったスピルバーグの前に、ハンカチを噛み、偽物のキスマークをたくさんつけて現れたというフォードのそれに対する回答がまた秀逸であった。