ミー・アンド・ユー・アンド・エブリワン・ウィ・ノウ&世界

SKIPシティ 11:30&14:30 約140→170名 オトコ4:オンナ6


本日は上映会チームで行って参りました、
川口SKIPシティ国際Dシネマ映画祭です。
川口というと都心から遠く感じてしまいがちですが、
新宿から30分くらいです。
92年に行われたレンフィルム映画祭でせっせと通った、
川崎市市民ミュージアムより個人的には近いです。
川口駅東口から無料送迎バスが出ているのも嬉しい(通常はなし)。


いちいち訊ねて回った訳ではありませんが、
来ているお客さんはカンヌ映画祭カメラドール受賞だからとか、
ジャ・ジャンクーの最新作だからとかの理由ではなく、
近所で映画やってるから来てみた、
という感じの方が多くとても好感が持てました。
これぞコミュニティシネマの醍醐味ですね。
『世界』をお父さんに連れられて小学校低学年の女の子が見るなんてステキ!
(ただし途中でヨコ〈!〉になって眠ってしまいました)


周囲に諸施設がないのがちとつらいです。
飲食店は敷地内につぼ八とラーメン屋(あとコンビニ)しかない。
昼食時私たちは迷わず〈つぼ八〉を選びましたが、
映画を観終えた数十人が一斉に入ったので大混雑。
刺身定食どころか生ビールすらなかなか出て来ず、
ウチの女性スタッフの機嫌がとても悪くなったので、
これはなんとかして欲しいです。


私たちが観たのは2本共、メインの映像ホールではなく多目的ホールでした。
椅子は稼動式のものだったので人によって長時間はつらいかも知れません。
デジタル上映は確かにキレイでした。
ただ細かすぎて粗が目立ってしまう点もありました。
(女優の肌質やカメラがパンした際など)
『世界』はサイズがシネマスコープなので、
35ミリ上映かと思っていたのですが、こちらもデジタル上映でした。
ソニーさん、どんな仕掛けなんでしょう?


『ミー・アンド・ユー・アンド・エブリワン・ウィ・ノウ』は、
脚本でサンダンス・NHK賞を受賞したもの。
つまり呉美保さんの『ヨモヤマブルース(仮題)』と一緒です。
監督自身が主演していることもあり自主映画の香り高い作品でした。


『世界』は製作のオフィス北野を含めた、
世界資本主義とのせめぎ合いに注目していました。
相変わらずのペースを保っている部分もあるし、正直どうなの? 
というところもあり痛み分けといった感じです。


それより製作費も監督としての実績も大いに異なる、
この2本がコンペの同じ部門で争うって無茶だと思っていたのですが、
スタッフの一人は『ミー・アンド(以下略)』の方が面白いと断言していたので、
勝負の行方(24日発表)に大いに期待します。