稲妻ルーシー

アテネ・フランセ文化センター 19:00 約40名 オトコ8:オンナ2


本日はまずモーニングショーで最終日の、
ボリビア・ウカマウ集団『最後の庭の息子たち』を見て、
その後、西山洋市映画祭へと予定していたら、
親族が亡くなったスタッフのピンチヒッターで緊急招集。


西山洋市映画祭は何とか筒井武文氏の講演には間に合ったが、
先程上映した作品群『桶屋』、『CH4メタン』などの素晴らしさを解説されると、
見逃した悔しさに身体が震え、画像を撮るのを失念してしまう。


『CH4メタン』(35分)は製作費3万円とのこと。
冨永昌敬監督『亀虫』(61分)は2万5千円也(公称)。
http://www.h7.dion.ne.jp/~opaluc2/ 
(ここで画像をクリックすると各話の製作費が出てきます。
最安値は「亀虫の嫁」の<フィリピン産バナナ1房=258円>!)
明日からシネ・アミューズで公開の米ドキュメンタリー、
ターネーション』(92分)は約2万円。


スタッフの無償協力が大前提(これも問題はある)とは言え、
自主映画作家に夢を与えてくれる数値ですね。


筒井氏の『稲妻ルーシー』よりも『運命人間』の方が世評は高いが、
私は前者を推す、との言葉に同感(後者ももちろん面白い)、
『稲妻ルーシー』、大傑作でした。


共同脚本の石住武史氏の力による部分も大きいと思うが、
こんな設定&展開は知恵を絞ったから浮かぶと言う種類のものではなく、
ゲームのルールからして違うのだと感じられる。脱帽!


しかし。
まさか何かの仇討ちではないと信じるがアテネ・フランセ文化センター会場内、
めちゃめちゃ寒い!
仕事帰りなんでスーツを着てたんですが、それでも震えるほどに寒かったです。
これじゃビールも美味しく戴けないのでどうかご勘弁下さい。