亡国のイージス

新宿ピカデリー1 16:00 約100名 オトコ8:オンナ2


昨晩は上映会スタッフの納涼会があったんですけど、
そこで女性スタッフより、このブログに異見が出されました。
いわく「長過ぎて全部読めない」、
「5行以内で言いたいことを述べよ」。
そりゃ無茶です、だってもう5行!


本日は阪本順治監督『亡国のイージス』へ。
男性一人で来ている方が多く、しかも年齢層が高い(自分のことはおいといて)、
余り入っていないというのは夏休みだと言うのに残念。
貧乏人は兵隊になるしか道はなくなる、という未来予測もありますよ!


さて上映前にロビーでチラシを眺めていて目立っていたのが『私の頭の中の消しゴム』。
パウル・クレーの「泣いている天使」と主演の2人が映っている2種類あります。
しかも後者は二つ折りで両A面の造りになっているので3ラック占めてます。
<あなたの記憶から絶対に消せない、永久不滅のラブストーリー>
だけあって、忘れられまいという必死さが良く伝わってきますね。
ところで韓国のラブストーリーも良いけれどドキュメンタリーもいいですよ。
(8月28日の日記をご参照下さい!)


殺人の追憶』を見た友人が言うことにゃ阪本監督の作風に似ているとのこと。
それなら阪本順治ファンは8月28日の日記!
ポン・ジュノ監督は一作ごとに作風が変わりますけどね)


さて、その阪本ファンには今ひとつ評判のよろしくない本作。
伝え聞くところによると編集権が阪本監督にはなかったことが大きな要素とか。
http://aegis.goo.ne.jp/staff5.html
確かにエピソードはしょりすぎという気はしたし、
つなぎのリズムもイマイチ気持ちよくなかった感じはありました。


悪いのは北朝鮮、しかもその反政府軍という風潮(原作:福井晴敏)は、
どうかと思いますが、戦争映画好きの私は結構楽しめました。
ここは<「見上げること」と「赤」の主題を巡って分析し熱烈に擁護する>、
Comtre Champさんの文章を待つといたしましょう。