エイリアンVSヴァネッサ・パラディ

池袋シネマサンシャイン 18:40 7名 オトコ6:オンナ1



このところドキュメンタリー作品が続いていたので気分転換にタイトル買いで、
エイリアンVSヴァネッサ・パラディ』へ。
ほとんど事前情報なしで行ったのだが上映前に配給が、
叶井俊太郎氏率いるトルネード・フィルムと知り、一抹の不安を覚える(失礼!)。
あ、原題は<ATOMIK CIRCUS>って邦題と全然関係ないじゃん、
勝手にアメリカ映画と思い込んでいたら登場人物がフランス語喋ってる!


でも大丈夫でした。大丈夫どころか大傑作、テイストもアメリカ映画でした。
前歯の梳けたアイドル(32歳だけど)=ヴァネッサ・パラディも大活躍!
冗談抜きに田舎町の閉塞感、問答無用さ加減に差別意識と、
悪魔のいけにえ』を想起させる作りで大満足致しました。


どこかの飲み会の席でもうすぐ閉館すると聞いた気がする、
シブヤ・シネマ・ソサエティではなく池袋シネマサンシャインで見たのですが、
前売券のまま劇場のある9Fまで上がったら、
まず1Fで座席指定券に引き換えないと入れませんと言い放たれ、
仕方なく引き返して手続きしてから劇場に入ると定員156名のところ客は7名しかおらず、
これで怒髪天を突くほど気は短くないつもりであるが、
融通が利かないにも程があるとは思う。


だいたいこのフロアには劇場スタッフが一人しかおらず、
モギリも案内も飲食物販売も映写も(おそらくオート)兼ねているというのは、
無茶! というより映画館で働いていても、ちーとも楽しくないだろう、
などというバッドな気分を吹っ飛ばしてくれる快作でした、オススメです。