修羅&薔薇の葬列


新文芸座 14:05&16:30 約130名 オトコ7:オンナ3


本日は新文芸座にて松本俊夫監督二本立て。
作品についてはギリシャ悲劇『オイディプス』を基にした『薔薇の葬列』よりも、
大・鶴屋南北先生の『盟三五大切』原作の『修羅』の方が、
自由度が低い分かえって映像手法が際立ち、断然面白く感じる、
といったありきたりな感想であります。


それより驚いたのはいつ行っても客席の8割以上がうまっているという、
信じ難いアヴェレージを誇る新文芸座が、5割くらいしかいなかったことです。
<実験映画>というイメージが良くなかったのか、
今回の特集<ATG 挑発のフィルモグラフィ>全般に亘ってそうだったのか、
ちょっと気になるところです。


しかし新文芸座は鑑賞マナーになんとも厳しい劇場で、場内アナウンスで、
「上映中の独り言は慎んで下さい」と放送してたのには笑った。