カミュなんて知らない

ユーロスペース2 16:35 約200名 オトコ5:オンナ5 ヤング多し


どしゃぶりだけに大丈夫かとも思ったが一応本日オープンだし舞台挨拶あるし、
開映1時間前に新ユーロスペースに着くと整理番号129番(定員145名)。
開場時には、もう一方でやっている『ギミー・ヘブン』が『カミュなんて知らない』と、
わずか5分しかずれていない回だったので、出たり入ったりロビーは大混雑。
ケータイの電波状況が悪いのが更に追い討ちをかけ、チラシすら読めないような状態で、
ユーロ代表が出張ってましたが、こんなこと『ゆきゆきて神軍』以来だからでしょうか、
あまり客裁きはお上手ではなく、全く収拾ついてませんでした。


カフェが入る予定の一階はまだ工事中と、建物全体に「取り急ぎ失礼致します」感全開で、
ロビーが禁煙か否かも含め、判断・評価保留にさせて戴きます。


10分近く遅れて始まった舞台挨拶は吉川ひなの様、良くも悪くも華のありすぎるお方で、
前田愛の存在をすっかり霞ませておりました。
張り切って写メをスタンバっていたのですが一般の方撮影お断りだそうで、
画像もなくて申し訳ありません。


作品はといいますと極私的にこの日は誕生日であったのですが、
もはやコヤジと呼ばれることも厳しくなる年齢に差し掛かった身としては、
この内容は正直気恥ずかしさが先行してしまいます。
こんなに発情しまくってるなら少子化問題なんて杞憂としか思えません。


更に別に登場人物に感情移入する癖はないのですがポジション的には、
役の設定が35歳の田口トモロヲだと自分では思ってみておりますと、
隣に座っている若いスタッフが勝手にひとを本田博太郎に投影してクスクス笑うし、
逆隣の黒木メイサと一緒に踊っていたと思しきダンスチームの面々は、
不可解なタイミングでキャハキャハ吹き出すしで、全く画面に集中できませんでした。


ところで柳町光男監督が教えていたのは撮影した立教大学ではなく早稲田大学で、
(以下この稿続く)


(つづき)
早稲田大学には撮影を断られたそうだ。その詳細な理由は知らないけれど、
ビラ撒き事件に通底する「異質なものを受け入れるのは面倒だから、とりあえず排除しましょう」という姿勢を感じてしまう。
そういった情勢には反し、断固としてゴッタ煮上映会を続けていこうと思う。


などというのは所詮オジサンのショボイ決意に過ぎず、
「1000分の長尺、黒画面を35ミリで撮影する。しかも上映は早稲田の野外で無許可」、
という『サドのための説教』(仮題)くらい大きく出たいものである。
言った途端あまり大きくないかも知れないが、まあいい機会なので、
職業映画監督ではない映画ブロガーが実作した作品を集めた上映会を行う、
というのはいかがなものでしょう。
ある日突然上映依頼メールを差し上げるかも知れませんので、
該当される方はご検討よろしくお願い致します。


ところで移転前のユーロは会員ならば1000円で入場出来たのに今度からは1200円。
これっていわゆるひとつの便(以下略)。