忘れえぬ想い

eigahitokw2006-02-15


シアターN渋谷 18:45 約60名 オトコ3:オンナ7 あまり若くない


『PROMISE』見る気はないんだけれど、セシリア・チャンのアヒル声は大好きなので、
『忘れえぬ想い』。


この作品のセシリア様は、スウェットにジャージと全く気取らず、自らオトコの手を握り、キスをし、プロポーズするという果敢さ。キレるシーンはたまりません。
イー・トンシン監督とは『ワンナイト イン モンコック』に続いてのコンビ、と思ったら製作は本作の方が早いのですね。大傑作とか問題作というんじゃないが、味の残る佳作を撮り続けて欲しい、日本公開も続いて欲しいものです。


シアターN渋谷には初めて行ったのですが、ユーロ時代からはカウンターの位置が正面に移り、お揃いの長袖ポロシャツ着てIDカードなどぶらさげちゃっているものの、スタッフ含めて見事に居抜き。『七人のマッハ(以下!略)』の不振ぶりを伝え聞いていたので余計な心配などしていたら見事『ホテル・ルアンダ』が大当たり。千円均一のこの日も全回満席・立ち見とめでたしめでたしです。


こうなるとやはり次に大当たりが待望されるのがハスミ先生も檄文をしたためているシネマヴェーラですね。このブログは3日遅れで記しているようなテイタラクなのですが、私も来週あたりに行こうと思っております。


言い忘れましたが、この『忘れえぬ想い』、ラストで幾つかの箱が映し出されます。
あまりにも一瞬なので何の意味があるのかはもちろん、何が入っている箱なのかすら分かりませんでした。ご存知の方がいたら教えて下さい。これから御覧になる方は最後の最後まで気を抜かないで下さい。


更にエンドロールが終了してからセシリア様が再登場されます。香港映画と言えばのNG集かと思い、観客一同上げた腰を下ろすのですが、これが香港版の予告篇。
まるっきりDVD特典感覚で<映画を観た>という感動に冷水を浴びせられました。若者相手ならともかく、観客の大半は香港映画華やかなりし頃からのファンというオバ、もといお姉様方だったのでブーイングを買っておりました。観客サービスでやっているつもりなら大いなる勘違いというものです。ユナイテッド・エンタテインメントおよびシアターNさんに即時停止を意見具申いたします。