コミシネ会議2日目

eigahitokw2006-09-09


北海道庁別館地下 10:00〜 約25名 オトコ8:オンナ2


 でコミシネ会議2日目。同時刻に別会場で「映画教育について考える〜学校と映画の関係」が行われていたが、前日ディスカッションの流れから堀三郎氏(アテネ・フランセ文化センター)と柳修逸氏(スキップシティ)による「デジタルシネマの間口と奥行き」、石原誠一郎(デジタルコンテンツ協会)による「日本のデジタルシネマ〜デジタル上映機材の全て」に参加。内容は前述した日記に含まれるので省略。


 ところで長らく首都圏に在住されている方にはなかなか地方のミニシアターの実情が伝わりづらいと思うので参考として金沢シネモンドさんの9、10月の上映スケジュールをココに貼っておきます。何だかワンスクリーンでシネコンやってるくらい盛り沢山ですね、こうでないと太刀打ち出来ないのです。


 一方で映画館で働いている若者の収入って驚くほど少ない。そんなの今に始まった話じゃねーよ、という声もあるでしょうが上記スケジュールのような組み方がされている現在、プログラマー、広報、映写技師の負担は以前とは比べ物にならない。それも現在の労働状況一般の風潮に過ぎないというなら、映画の場合「好きでやってるんでしょ?」という追い討ちがあるのでより悪質。


 川崎から始まって高知、金沢、札幌と巡回したコミシネ会議、こうした催しは回を重ねる度に緊張が失われるのが常なので、それを取り戻すためにも次回のテーマは「映画上映における若年層のワーキングプア」ってのはいかがでしょう。パネリストは全員30歳未満、あるいは月収20万円未満。ウチの上映会も基本的にノーギャラでやってるんで吊るし上げてくれ、自己批判するさ。


 そんなことをつらつら考えていたらこの後もプレゼンやディスカッション、映画上映まであったのだけど、何だか敷かれたレールを走らされている感がしてきてボイコット。のんびりスープカリーを戴き、すすきのをお散歩、札幌ショートフェスタをチラリと覘き、夜は生ラムのジンギスカンをおいしく食べた。