筒井武文のワンダーランドへ

neoneo坐 20:20 約30名 オトコ6:オンナ4

この日は仕事だったため、作品上映は立ち会えず新年会からの参加と失礼な振る舞いに及んでしまった。
それも開始からやや遅れての到着で末席に慎ましやかに座ったのだが、更に端に「映写担当していました」と座られる方がいて、「短編調査団」でお馴染みのあの方かと思っていたらこれが『焼星』の大西健児監督なんだからneoneo坐恐るべし。


行かれたことのない方、打ち上げに参加されたことのない方のために説明すると、上映会場の座席を並び替えテーブルを配して美味しい料理やお酒が振舞われるというスタイル。参加費(この日は2000円)からしてかなりのお得感があります。佐々木シェフの言いつけさえ守っていれば怖いことはないのでぜひ参加をオススメします。


知り合いがいないからと臆することはアリマセン。今見たばかりの作品が何よりの糸口となります。作品観なかった私ですら初対面だと思って自己紹介しているうちに「あ、先週のサーク上映会行きました!」と思わぬ出会いがありました。そうか前説している人間の顔なんて見ていない・覚えていないのか、これで安心して×××出来ると気持ちも大層軽くなりました。


知り合いもいたのでここでひとりご紹介しましょう。
3月3日から吉祥寺バウスシアターで公開される『夢十夜 海賊版』(『ユメ十夜』ではアリマセン)の第八話を監督された佐藤央(さとう・ひさし)さん。なぜかこの人の周りには災難が集まってくるという恐るべきトラブル・キューレータなのですが、一見したところヒゲをたくわえたその風貌は飄々としており、本人が口を開かないとその惨状は窺い知れないというディープぶりです。


そしてこの方には女性たちも集まってくるのです。出演は宮田亜紀さん(『ソドムの市』、『接吻』など出演)に遠山智子さん(『アカイヒト』監督)、そして撮影を担当されているのは芦澤明子さん(『叫』、『UNloved』そして『オーバードライブ』)です。佐藤さんの前作は『女たち』というタイトルでもありました。前者の集合ぶりを考えると羨ましいのかそうでないのか、ちょっと悩むところですが作品は大いに楽しみにしております。