松ヶ根乱射事件

テアトル新宿　16:35　約70名　オトコ５：オンナ５　若かった

　ビターズ・エンドとの『リンダリンダリンダ』でスマッシュヒットを放った後、日活で『ユメ十夜』、シグロでこの『松ヶ根乱射事件』、そしてイメージリングスでガンダーラ映画祭『ライブ！YAMATO』（未見ですけど）、アスミックの『天然コケッコー』公開を控えるという、山下敦弘監督はいいリズムで順調な展開をはかっているなあと感じる。

　主人公・新井浩文の役名が光太郎、双子の兄・山中祟が光という名。このカブリ具合、次男の方が「太郎」であるという実にいい加減なゴッドファーザーは誰かというと三浦友和で、素晴らしい演技を見せてくれている。しかし友和様の力を考えればそう驚くことでもない。ここは木村祐一と川越美和の好演を記しておこう。特に川越美和は赤い服を着た女として葉月里緒奈より怖かったです。