花弁のしずく&大人のオモチャ ダッチワイフレポート

ラピュタ阿佐ヶ谷 17:00&19:00 約25名 オトコ8:オンナ2


有志によってニュープリントが焼かれた(コチラご参照)田中登監督デビュー作品、『花弁のしずく』(72年)。カンパによる見返り・特典がないにもかかわらず実現させてしまった人々は有志というより篤志家の域に達しているが、やはり本来は日活がやるべきことだろう。
田中登の美学、というよりは荒唐無稽なコミカルさが楽しかった。


曽根中生監督、大和屋竺脚本『大人のオモチャ ダッチワイフレポート』(75年)、粟津號と益富信孝で反復される、ひとり芝居が滅法可笑しくも哀しい。『悪魔のいけにえ』(74年、日本公開は75年2月)に迫る残酷さも湛えていた。
ビデオ化はされたようだがDVD化はされていないし、諸事情により難しいと思われる。この機会に是非!なのだが日記を書いている現在、上映は終了してしまいました、残念。