2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

アクターズ・スタジオ クリント・イーストウッド

DVD鑑賞 『シャーリーの好色人生』監督のmixiにより存在を知った一篇。 03年に収録されたインタビュー番組、本編95分の中で生い立ちから質問が始まっているので、 ちょっと駆け足の感はあるが、未放映部分にはこぼれ話もあってなかなか楽しめる。 さて8月8日…

荒野のストレンジャー&愛のそよ風

国立フィルムセンター 16:00&19:00 約220名→260名 オトコ7:オンナ3 PFFのイーストウッド特集より『荒野のストレンジャー』と『愛のそよ風』。 どちらも73年の作品で、『愛のそよ風』に『荒野のストレンジャー』が不意に顔を出したり、『荒野』の湖が『愛…

ガントレット

DVD鑑賞 TV放映でしか観たことがなかったイーストウッド監督『ガントレット』(77年)をDVDで鑑賞。 かなり荒唐無稽なお話だが、現代の都市を舞台とした西部劇を敢行してしまった姿勢に感服。

私は猫ストーカー

シネマート新宿2 16:00 約25名 オトコ3:オンナ7 鈴木卓爾初長編監督作品『私は猫ストーカー』。 バラエティ番組での明石さんまとの絡みくらいでしか知らないのだが星野真里、そして猫、 とても思い通りには動いてくれない人間と動物を良く演出・撮影した…

ホワイトハンター ブラックハート

DVD鑑賞 PFFでの特集に向けてクリント・イーストウッド監督『ホワイトハンター ブラックハート』(90年)。 興行成績的には失敗だったそうだが、確かにイーストウッド演じるジョン・ヒューストンのキャラクターの無茶ぶりには、人を途方に暮れさせるところが…

TOCHKA

さて松村浩行監督、菅田俊・藤田陽子主演『TOCHKA』がいよいよこの秋、ユーロスペースでレイトショー公開されます(コチラご参照)。 封切り日など詳細はこれからのようですが、息が詰まり胸が苦しくなる大傑作です。どうぞお楽しみに!

自動車泥棒

ラピュタ阿佐ヶ谷 19:00 約25名 オトコ7:オンナ3 和田嘉訓監督デビュー作『自動車泥棒』(64年)。 若き安岡力也の怒りには共感する部分もあるのだが、目的達成のための手段選びが間違いだらけという怪作でした。

折鶴お千&唐人お吉

DVD鑑賞 デジタル・ミームの第2弾、溝口健二監督『折鶴お千』(35年)と『唐人お吉』(30年:現存する約3分のみの収録)。 『瀧の白糸』と同じく泉鏡花原作で女が男の学費を工面するというお話だが、山田五十鈴が何とも美しい。

瀧の白糸&東京行進曲

DVD鑑賞 かなり以前に見たきりの溝口健二監督『瀧の白糸』(33年)。 フィルムアート社刊『映画読本 溝口健二』により、ふたつの大きな見所が失われていることを知る。 すなわち、「色餓鬼のような凄み」があったという地下室の剛蔵(=菅井一郎)の姿が検閲…

翼に賭ける命

DVD鑑賞 昨年PFFの特集では日程が合わずに見逃してしまったダグラス・サーク監督『翼に賭ける命』(57年)。 トリミング版では見たことがあったのだが、シネスコだとやはり違う! さてこれらの作品は新宿TSUTAYAでレンタルしたのだが、TSUTAYAさん名作を100…

あんにょん由美香

ポレポレ東中野 20:30 約70名 オトコ5:オンナ5 傑作。 笑ってやり過ごしてしまいそうな韓国AV作品に真正面から挑み、3年間格闘した松江哲明氏はダテでなはい。 レイトショーにとって一番厳しいと言われる月曜日で、これだけの動員を果たしていることに納…

ネオテニー・ジャパン

上野の森美術館 ?名 オトコ3:オンナ7 若者・カップル多し ちょっと気分をかえて日本の現代美術を見に行った。 ネオテニーとは幼形成熟という、動物学などで「幼いまま、性的に成熟する進化の過程を指」すらしい。 奈良美智や村上隆の作品はどうでもよく…

天の許し給うものすべて

DVD鑑賞 ダグラス・サーク監督『天の許し給うものすべて』(55年)、こちらも日本語字幕ナシのDVD上映に立ち会ったことがあるのだが、やはり機微を全く理解していなかったことが判明した。

自由の旗風

DVD鑑賞 こちらもDVD発売前に日本語字幕ナシ16ミリを鑑賞したことがあったのだが再見。 裏切りと偽装連発のストーリー展開を、さっぱり理解していなかったことが判明。 さらにロック・ハドソンがチンピラから一人前の男に成長すること、 血縁ではない二人の…

イエローキッド

ユーロスペース2 21:00 約180名(満員・立ち見) オトコ5:オンナ5 開映30分前には立ち見券も売り切れという盛況ぶり。GEIDAI#3の中で2回上映がある作品なのに天晴れ。 真利子哲也氏は『ラッシュライフ』の第1話も監督した方で、そちらはアップとカメ…

ぼくの彼女はどこ?

DVD鑑賞 PFFが近づいたので昨年の上映プログラムには含まれていなかったダグラス・サーク作品を、最近入荷を果たした新宿TSUTAYAでレンタル鑑賞。 『ぼくの彼女はどこ?』(51年)はDVD発売前に日本語字幕が入っていない16ミリ版を何したことがあるのだが、…

よるのくちぶえ

ユーロスペース2 21:00 約140名(ほぼ満席) オトコ5:オンナ5 東京藝大修了作品より遠山智子監督『よるのくちぶえ』。 冒頭のバス車内は走行中にもかかわらず揺れておらず、また人物の背景が画として飛ばされているカットが幾つかあった。 写実的である…